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	<title>business-promotion | expat life エキスパットとして働く</title>
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		<title>「遠く離れた空の下」第2章 &#8211; 第4話【新製品キボウ】</title>
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		<pubDate>Fri, 14 Mar 2025 08:51:17 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ここまでのあらすじ新製品「キボウ」「キボウ」製品企画担当者 ここまでのあらすじ 大手企業からベンチャー企業へ転職し充実した生活を送る大和であったがそのベンチャー企業は大和が元々勤めていた会社から買収されてしまう。新 [&#8230;]]]></description>
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  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-2" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-2">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">ここまでのあらすじ</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">新製品「キボウ」</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">「キボウ」製品企画担当者</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">ここまでのあらすじ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">大手企業からベンチャー企業へ転職し充実した生活を送る大和であったがそのベンチャー企業は大和が元々勤めていた会社から買収されてしまう。新たな可能性を信じアーセン社へ転職する大和。世界的な有名企業であるアーセン社であったが日本支社の新製品事業部は政治的な争いが満ちていた。思いもよらぬ環境下で仕事をすることになる大和であった。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">新製品「キボウ」</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img fetchpriority="high" decoding="async" width="1000" height="666" src="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/circuit-5315089_1280.jpg" alt="半導体" class="wp-image-15823" srcset="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/circuit-5315089_1280.jpg 1000w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/circuit-5315089_1280-300x200.jpg 300w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/circuit-5315089_1280-768x511.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">アーセン社新製品事業部は新製品「キボウ」の発売準備・販売をする部署である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">新製品「キボウ」は下記のような特徴をもった商品であった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">精密機器を動かすには精緻な基盤が必要とされる。この基盤の各所にはチェックポイントがありそのチェックポイントが基盤において信号をコントロールしている。このチェックポイントは大きく４つの種類があり、従来販売されている商品は４つのチェックポイントのうちの一つだけ、「ポイントA」だけをカバーしていた。このポイントＡは基盤管理において圧倒的に重要な役割をもっていることが証明されており他社が販売する従来品で基盤管理は劇的な向上を達成したのであった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかしながら基盤内の電気信号で「ポイントＡ」を管理していても時間が経つうちに「ポイントＡ」を逃れる信号が発生し結果基盤に異常をきたし最終的に精密機器は動かなくなってしまうことが判明した。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「キボウ」は「ポイントＡ」はもちろんのこと、「ポイントＢ」「ポイントＤ」とチェックポイント４つのうち３つをカバーすることが証明されており、基盤管理のさらなる向上、そして従来品で「ポイントＡ」から逃れる信号が入ってしまった基盤でさえ「キボウ」を使うことで精密機器が復活することが期待されていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">最初から４つすべてのポイントをカバーする製品を作れば解決されそうな問題に思えるかもしれないが、基盤開発には高精度の技術が必要とされ開発には年単位の時間が必要とされた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「キボウ」は当時の業界は期待の製品であるその効果を期待する声は高かったのは事実である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方で完璧な製品というものは世の中にはないものである。この「キボウ」にも欠点は存在した。それはチェックポイントを複数カバーすることで生じる基盤内の「熱」である。抵抗が生じれば熱を発生させてしまう。この「熱」をコントロールするには基盤の観察と適切な対応が必要であり高い技術をもった技師でなければコントロールがむつかしいかもしれないと考えられていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そしてアーセン社新製品事業部にはもう一つの新製品「マボロシ」が控えていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「マボロシ」も精密機器を管理するための製品であるが基盤ではなくその基盤に送る信号の発信を調整することで基盤のエラーを防ぐことが期待された製品であった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">もともとこの「マボロシ」は「キボウ」よりも数年早く実用化が期待されたいたが、検証実験の結果信号調整はうまくいっていたものの、何故かその効果が基盤の管理にはつながらず原因を究明し改良を加える必要が生じてしまっていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">世界的には「キボウ」の発売が今年中、「マボロシ」の発売が二年後と想定されており、日本においてはそれぞれ世界から１年遅れでの発売が想定されていたのであった。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">「キボウ」製品企画担当者</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="666" src="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/horse-7863935_1280.jpg" alt="レース" class="wp-image-15832" srcset="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/horse-7863935_1280.jpg 1000w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/horse-7863935_1280-300x200.jpg 300w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/12/horse-7863935_1280-768x511.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">大和は製品企画として入社し、「キボウ」を担当することになると信じて入社した。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ところが実際には社内ライバルがおり「キボウ」担当者のポジションは競争で勝ち取る必要があることに入社後に気づいたのであった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大和がアーセンに入社した際に最初に声をかけてくれたのが黒馬（クロマ）であった。黒馬は大和より５つくらい年上であったが同じく前職では製品企画を担当しており、本来であれば発売していたであろう「マボロシ」を担当するために入社をしていたのであった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">黒馬は事業部長・宇月日率いる元ガラム社からでもなく対抗勢力・田中率いるイルーゾ社でもない会社の出社であり、同じく両社出身でない大和は黒馬に親近感を覚えていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">黒馬は大和とは違い宇月とその取り巻きとは上手くつきあっていた。大和とは違い宇月たちと食事にも行っていたし宇月の自慢話につきあっているようであった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方で陰では宇月の無能さに愚痴をこぼすことが多く大和は黒馬と飲みに行っては社内の異常な政治争いの様子を話するのであった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「マボロシ」の改良に時間を要することから「キボウ」の発売が先に行われることになり、今「キボウ」の担当者を先に決定する必要があった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">社内には他にも「キボウ」の担当を狙う者もいたが実質大和と黒馬の一騎打ちと社内では目されていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「キボウ」担当者に任命されることは単なる製品担当者を意味していないことを誰もが知っていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「キボウ」が販売されればチームを作る必要がある。つまり部下を持つことになる。部下は社外から採用するかもしれないし、社内から配属されるかもしれない。そしてもしも「マボロシ」の改良が失敗に終わったとすれば事業部のチームは一つでよく、大和か黒馬はどちらかが上司、そして部下の立場になる可能性すらあったのである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大和は当然「キボウ」を担当したいと考えていた。なぜなら大和は「キボウ」が対応する基盤を扱うスペシャリストであり成功させる自信もあったし、「キボウ」の可能性を信じアーセン社への入社を決めた経緯もあった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">一方で焦りも感じなかった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「もしもキボウ担当者にならないようならばマボロシまで数年ある。それまでの間にMBAでもとろう。」と考えていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">社内政治だけではなく「キボウ」をめぐる戦いが始まり大和はそのうねりに巻き込まれていくことになることをこの時点では知る由もなかったのである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">（つづく）</p>



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</div></figure>



<p class="wp-block-paragraph">YouTubeでは簡略版を紹介しています。</p>



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<p class="wp-block-paragraph"></p>



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		<title>「遠く離れた空の下」第2章 &#8211; 第2話【経験と財産】</title>
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		<dc:creator><![CDATA[Guppy]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 09 Mar 2025 00:14:38 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[目次 ここまでのあらすじ私がやりたい事はね経験と財産再び転職すべきかどうか ここまでのあらすじ 大きな野心をもってクルフト社からモゾパス社へ転職した大和はチームにも恵まれ担当製品「ダラX」を成功に導き社内での確固たる評価 [&#8230;]]]></description>
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  <div id="toc" class="toc tnt-number toc-center tnt-number border-element"><input type="checkbox" class="toc-checkbox" id="toc-checkbox-4" checked><label class="toc-title" for="toc-checkbox-4">目次</label>
    <div class="toc-content">
    <ol class="toc-list open"><li><a href="#toc1" tabindex="0">ここまでのあらすじ</a></li><li><a href="#toc2" tabindex="0">私がやりたい事はね</a></li><li><a href="#toc3" tabindex="0">経験と財産</a></li><li><a href="#toc4" tabindex="0">再び転職すべきかどうか</a></li></ol>
    </div>
  </div>

<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc1">ここまでのあらすじ</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">大きな野心をもってクルフト社からモゾパス社へ転職した大和はチームにも恵まれ担当製品「ダラX」を成功に導き社内での確固たる評価と地盤を得る事に成功し、ベンチャー企業モゾパス社と共に成長する自身を夢見ていた。そんな矢先主力製品のリコールから欠品を起こしモゾパス社はその高い技術力から敵対的買収の対象となる。モゾパス社を買収したのは大和が勤めたクルフト社であった。両社を知る大和は２社を統合するプロジェクト「プロジェクトフジ」のメンバーに任命される。統合のためのロードマップを作りながら「このまま復職していいのか」悩む大和のもとにかつての同僚山田から電話が入る。山田は彼自身が勤めるアーセン社に興味があればアーセン社の新製品部事業部長に会ってくれないかと大和にもちかけるのであった。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc2">私がやりたい事はね</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="666" src="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/eye-7015058_1280.jpg" alt="眼鏡" class="wp-image-15758" srcset="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/eye-7015058_1280.jpg 1000w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/eye-7015058_1280-300x200.jpg 300w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/eye-7015058_1280-768x511.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">アーセン社は中野駅を降りて一番高層で目立つビルの中にあった。会議室に入り数分で山田が事業部長を連れて入ってきた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「それでは私はここで。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">山田は忙しそうに会議室を出ていった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「はじめまして。大和です。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">「話しは聞いているよ、大和さん。私が事業部長の宇月です。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">宇月は50代半ばから後半の大柄な男だった。学生時代にスポーツをやっていたのか体格も良く迫力を感じる関西訛りの強い人物であった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">宇月はよくしゃべる男だった。大和は自分自身の事を聞かれると思って少し心の準備はしていたのだが全くと言っていいほど質問はなく、約30分の面談は事業部の方向性や今後の可能性、彼自身の事を宇月はとうとうと話つづけた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「私はこの事業部を大きくしてやね、皆を成功させたいと思うとるんや。大和さんもうちに入って一緒に成功しようや。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">宇月の話は情熱的であり大和はアーセンで働いてみるのもいいかもしれないと考えた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">それは大和がこれまでに身に着けたキャリアがアーセン社の新規事業部にフィットしているからであった。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc3">経験と財産</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="563" src="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/bookcases-1869616_1280.jpg" alt="本" class="wp-image-15762" srcset="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/bookcases-1869616_1280.jpg 1000w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/bookcases-1869616_1280-300x169.jpg 300w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/bookcases-1869616_1280-768x432.jpg 768w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/bookcases-1869616_1280-120x68.jpg 120w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/bookcases-1869616_1280-160x90.jpg 160w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/bookcases-1869616_1280-320x180.jpg 320w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">この領域で成功するにはいくつかの能力を身に着けておく必要がある。それは「知識」「経験」「人脈」である。それはおそらくどの業界で働いていても同じである。しかし新規事業部が参入するのは新たな産業エリアであり「知識」「経験」「人脈」を揃えた人材は決して多くはなく、大和自身、自分は業界で５本指に入っているだろうと自負していた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「知識」はクラフト社で得る事が出来た。クラフト社で担当していた製品には強力な競合品があり、競合に勝つためには深い知識レベルから導き出される成功戦略を策定する必要があった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">そしてその戦略を実行する過程で「人脈」を形成する事が出来た。領域で製品を成功させるためには影響力のあるカスタマー（インフルエンサー）を味方につけて情報発信を継続する必要がある。大和はその人脈を既にクラフト社で築く事に成功していた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">ベンチャー企業で必死に働く中で大和は大企業では得られない「経験」を得る事が出来た。</p>



<p class="wp-block-paragraph">アーセン社の新製品に関しては開発初期のデータが公表されており新規性が高く成功する確率は高いと感じられた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">いまやモゾパス社はクラフト社に吸収され、クラフトに戻るよりもアーセン社で新製品を担当する方がいいのではないかと大和は宇月の話を聞きながら考えていた。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><span id="toc4">再び転職すべきかどうか</span></h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="631" src="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/hermit-crab-4002529_1280.jpg" alt="やどかり" class="wp-image-15766" srcset="https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/hermit-crab-4002529_1280.jpg 1000w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/hermit-crab-4002529_1280-300x189.jpg 300w, https://expatlife-sg-tokyo.online/wp-content/uploads/2024/11/hermit-crab-4002529_1280-768x485.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p class="wp-block-paragraph">数日経ってもアーセン社への興味は高いまま、むしろ心が移っていくのを大和は感じていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">気がかりが一つだけあった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「再度転職すると次で３社目。俺はこの先また転職を繰り返してしまうのではないか。それでいいのだろうか。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">大和が勤める外資系は転職率が国内企業に比べて高く3社経験する人も多く存在していた。ただし30代で3社目というのはあまりにも早い。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「ジョブホッパー」。</p>



<p class="wp-block-paragraph">企業を転々とする人達はそう呼ばれ業界で次第に転職しにくくなり、社内でも転職リスクから重責を任せてもらいにくくなる。</p>



<p class="wp-block-paragraph">クルフト社へ残れば、モゾパス社からの復帰となり誰も自分の事をジョブホッパーとはみなさないだろう。しかし次また短い期間で転職する事になれば大和はジョブホッパーの烙印を押され今後のキャリア形成に不利になってしまう。慎重に考える必要があった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">大和が転職を決意するのであれば、それはアーセン社で「成功」を収める事が必須であった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「成功さえ収めればきっとアーセン社で長く働く事が出来るし自身のキャリアをアーセンで勤めあげたっていい。そしてもし再度転職する必要が出た時には（それはあまり想像したくないシナリオだが）収めた成功を武器に新たな会社へ転職する事が出来るだろう。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">「俺は成功出来るのだろうか。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">大和は数日かけて自分自身のもっている経験やキャリアとしての財産を考えた。そして確信をもった。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「きっと成功できる。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">大和はその日の夕方宇月へメールを送った。</p>



<p class="wp-block-paragraph">「正式な面接に進ませていただきたく次のステップに関して教えて頂けますと幸いです。」</p>



<p class="wp-block-paragraph">いよいよ大和の次なるステージがはじまろうとしていた。</p>



<p class="wp-block-paragraph">（つづく）</p>



<figure class="wp-block-embed is-type-video is-provider-youtube wp-block-embed-youtube wp-embed-aspect-16-9 wp-has-aspect-ratio"><div class="wp-block-embed__wrapper">
<iframe loading="lazy" title="外資系企業単身シンガポール駐在オヤジの日常　「社内権力闘争 体験談 Part1」ー もっとも過酷で誰もが経験するかもしれないパワーゲームの実際　 私が社内抗争に巻き込まれる事になった背景は？" width="1256" height="707" src="https://www.youtube.com/embed/f0nZLD-uCqE?feature=oembed" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe>
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