駐在員として海外で働く事になると皆不安と期待が入り混じった気持ちになるかと思います。
どのような駐在形態になるかで外国人と働く頻度・濃度は違ってくるかと思いますが、本日は主に海外で外国人と働くコツをお伝えします。
筆者紹介
シンガポールで駐在員・エキスパットとして働くGuppyと申します。
私は外資系企業のシンガポール支店に日本からのエキスパットとして派遣されています。
日系企業の駐在員とは違って職場では日本人は私一人、かつ社内外の関係者は全員外国人です。
業務内容としては日本を除くアジア諸国をシンガポール支店からサポート、また欧米の本店に状況報告や場合によってはサポートを仰ぎます。
業務のほぼ全てが外国人との仕事となります。
私の経験から外国人と働き方・付き合い方のコツをお伝えできればと思います。
プロフィール欄(最下部)もありますので興味のある方はご覧いただけますと幸いです。
そもそも外国人と一緒に仕事をするのは大変なの?
筆者が思うに日本で日本人と一緒に働く事と海外で外国人と一緒に働く事に根本的な違いはないと思っています。
なぜなら人と人の繋がりで発生する問題には常にコミュニケーションで何か問題や困難が存在しているからです。
根本的な違いはないのだけれども、外国人とコミュニケーションをとる上で注意すべポイントは存在します。そのポイントを見誤ると外国人と一緒に働く上で苦労をするかもしれません。
意思疎通いわゆるコミュニケーションにおいて外国人と仕事をする上で苦労する可能性のある項目は大きく下記2点だと思います。
- 言語の問題(英語など)
- 文化の違い
意思疎通の問題から誤解を受けないためにも外国人と一緒に仕事をする上では上記2点には特に気を付けて接した方がよいでしょう。
具体的にどうすればよいのかを紹介します。
言語の問題
バイリンガルでない限り言語による意思疎通の壁は存在します。
私もバイリンガルではなく仕事で英語を覚えていったので今での日々言語の壁を感じています。
いつもより考えながら簡潔かつ率直にコミュニケーションをとらないと誤解を受ける可能性があります。
あなたがバイリンガル、もしくはかなり熟練した英語の使い手でない限りは回りくどい言い方はしない方が無難です。
たまに日本支社からアジアの国々(例えばマレーシアやタイなど)宛に日本人から英語のメールが届きますが、よく私に問い合わせが届きます。
理由は「メールの内容がわからないから教えてほしい」というものです。
我々日本人は丁寧なメールを書きたい、もしくは直接的でない表現がしたいなどの理由で非常にわかりにくいメールを書いてしまいがちな傾向があります。
メールと言うのはそれでも考えながら書くことが出来るという意味で我々には「時間」」があるのです。それは書く内容を「考える時間」です。
一方で「会話」では我々には考える「時間」がありません。
メールのように熟考しながら考える事ができません。
ですので、メールよりさらにわかりにくい表現をしている可能性があります。
結果どうすればいいのかと言うと、
直接的で簡単な表現をする
という事です。
YesかNoか、はっきりと言わないと相手は誤解した解釈をしてしまい、結果人間関係に後ほど問題が生じる事もありえます。
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一緒に働いている同僚がどんな文化を持っているのかを知っておくのは海外では常識です。例えばベジタリアンの方も海外にはたくさんいらっしゃいますので、それを知らずに食事に誘う、食事の用意をすると、あなたの同僚は大変失望されるでしょう。
これは、もう海外で働くのなら常識と言っても過言ではありません。
日本人はハイコンテクスト文化な人種である事を自覚しておく
ハイコンテクスト文化
という言葉をご存じでしょうか。海外の方と仕事をする上で大事なのは
我々日本人はハイコンテクスト文化で育ってきたが隣の同僚がそうではあると限らない
という事です。
ハイコンテクスト文化とは「暗黙知の文化」と言い換える事が出来るかもしれない
言葉以外にも状況や文脈(いわゆるコンテクスト)で情報を伝達する傾向があり、あいまいな言語を使う傾向が強く控え目な言動が目立ちます。また沈黙を深いとは思わないんだ。
日本はハイコンテクスト文化の国と言われている。
ハイコンテクストがあるという事はローコンテクスト文化
っていうのもありますか?
そのとおり。
ローコンテクスト文化では正確に言語化して伝える事が求められ、意思決定は論理的。そして沈黙はコミュニケーションを阻害するものとして嫌われる傾向が強いんだ。アメリカやイギリスなど欧米の国々はローコンテクスト文化と言われている。
「言語の問題」でも記載したとおり、文化の面でも
コミュニケーションでの曖昧さを極力少なくしないとコミュニケーションに問題を抱える可能性があります。
外国人との働き方・付き合い方 3つのコツ
「論理的に言語化する」「曖昧さを良しとしない」「積極的に発言する」
この3点が非常に重要です。
理由は上述してきたようにこのコツを忘れたコミュニケーションは誤解を生む可能性が高いです。
誤解されているかもしれないと思ったら
もしも相手の反応から誤解を受けているかもと思ったら躊躇せずに
「会って話す」
「電話で話す」
のいずれかの方法をとりましょう。
日本人は「話す」という対応を面倒に思いがちで「メール」で済ます傾向があります。
しかし誤解をときたいのであれば「話す」より効果的な手段はない事を胆に銘じておきましょう。
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本日は外国人と仕事をするうえで大事な3つのコツをお伝えしました。
「論理的に言語化する」「曖昧さを良しとしない」「積極的に発言する」
を意識しながら業務にあたってください。
ここまで読んで頂きましてありがとうございました。
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