英語でプレゼン【現役駐在員が教える、出来る!と思わせる英語プレゼン資料の作り方】

海外会議 ビジネス全般(海外での働き方含む)

必須確認事項

英語でプレゼンをする事になった場合最も重要な確認事項をまずはお伝えします。

プレゼンの目的を正確に把握する

英語プレゼンに限った話ではないのですが、外国の方との会議では特にプレゼンの目的が明確でないと、聞き手にストレスやフラストレーションを与える結果となってしまいます。

まずは、あなたがどんなプレゼンを求められているのかを正確に把握しましょう。

プレゼンの目的

代表的なプレゼンの目的を下記に紹介します。

プレゼンの目的は大きく聞き手によって違ってきます。例えばあなたが行うプレゼンの聞き手が上司である場合には下記のような目的が考えられます。

  • アッパーマネジメントに対して何らかの提案を行い承認を得る
  • プロジェクトの進捗を報告し何らかのアドバイスや今後の方向性を確認する

一方で聞き手がチームの場合には

  • あなたが提案を行いブレインストーミングやディスカッションを行いチームの意見を聞く事で提案(企画案)を改善する。
  • あなたが行っているプロジェクトで困っている事を共有してサポートを得る

また、聞き手が大人数で年次会議などでのプレゼンであれば

  • あなたが行ったプロジェクトをベストプラクティスとして参加者に共有する
  • 新規プロジェクトの進捗や今後の方向をハイレベルで紹介する

など、聞き手と場によってプレゼンの目的は違ってきます

忙しいシニアマネージャー達が参加する会議では「決裁を得る」ための簡潔でクリアな内容が求められるにも関わらず、チームに行うような「ブレインストーミングのための提案」のようなプレゼンを行ってしまう、なんて間違いを目にする事は少なくありません。

このような場違いなプレゼンをした場合には、シニアマネージャーは不機嫌になる、なかには「それであなたは私にどうして欲しいのかね?これは提案なの?何か判断して欲しいの?」とダイレクトに言われてしまう結果となるでしょう。

特に外国人は目的意識が高いので注意が必要です。

プレゼン最初のページ

どのような目的のプレゼンであれ必ず必要なかつ重要で最初のページでつくるべきは

エグゼクティブサマリー

です。

日本の会議のプレゼンでは、全部で30枚のスライドがあったとすると、まとめが最後に来る事が多いかと思いますが、外国でもプレゼンでは

常にまとめは最初のページ

だと考えて頂いてよいかと思います。

エグゼクティブサマリーとは

今からあなたが「どのような目的」で「何を説明」するのかがこの1枚でわかるように記載する必要があります。

例えば、あなたはこれから新規プロジェクトの提案をシニアマネージャー達が運営するリーダーシップチームに行うとします。

  • 目的:プロジェクトを開始する事の承認を得る。そのための必要経費を得る。
  • プレゼン内容:承認を得るために、なぜこのプロジェクトが重要なのかを説明する。

この場合どのようなエグゼクティブサマリーが必要でしょうか。

例としてシンプルなスライドを1枚作成したのでご参考にして頂けると幸いです。

executive-summary
エグゼクティブサマリの例です。

英語プレゼンの進み方

会議のスタイルによってプレゼンの進み方は異なります。

下記のケースのプレゼンの場合には、あなたが用意したスライドを順番に説明し最後に質疑応答となります。

  • 大人数の会議での成功例の共有
  • 大人数の会議でのプロジェクトなどのハイレベルな紹介

このようにあなたが準備したスライドを順番にプレゼンする場合は、比較的プレゼンを実行しやすいのでまずはこのようなケースのプレゼンに慣れていく事が重要だと思います。

一方でこのようなプレゼンというのは、実際のビジネス現場では5%あるかないかです。

実際の英語プレゼンとは

では実際のビジネスでのプレゼンとはどのようなものでしょう。

まずは最も重要なエグゼクティブサマリーを説明します。

その瞬間から多くの質問を受ける事になります。

あなたは用意しているスライドを使ってそれらの質問に答えていく必要があります。

つまり、順番どおりにスライドをプレゼンして、その後に質疑応答なんて悠長なプレゼンは実際のビジネスではほとんど存在しないのです。

この傾向はあなたが責任のある立場になればなるほど強くなっていくでしょう。

英語プレゼンにおいて必要な準備

最も重要な事は、あなたがこれからプレゼンする内容を真に理解し、そして重要な数値や根拠は覚えているくらいである必要があります。

英語プレゼンだから語学力が必要だ。と考えるかもしれませんがそうではありません。

もちろん、プレゼンする、質問を聞き取る、質問に答えるといった必須の英語力は必要ですが、英語が堪能である必要はありません。

あなたが社長であったとします。外国人が日本語であなたにプレゼンを行います。内容はプロジェクトに関するGo or No Goを決めるものです。この場合あなたはどちらのプレゼンを聞きたいですか?

  • ほぼネイティブレベルの日本語でプレゼンするが、プレゼン資料の理解が足りず質問してもなかなか答えが返ってこない。
  • 日本語はたどたどしく言葉に詰まってしまうこともある。ただしプレゼンの内容はわかりやすく、質問にも短い単語であるものの明確に解答してくれる。

私も英語プレゼンをはじめた頃は、英語スライドに英語の台詞を付けて暗記したものです。ところが、こういった暗記はあまり意味をなさず、必要なのはプレゼン内容や背景に関する理解をどこまで高めて臨むのかだと気づくようになり、暗記はやめました。

まとめ

英語プレゼンにあたって知っておいて頂きたい事や資料作成のコツ、そして実際のプレゼンの進み方に関して共有いたしました。

関心をもって頂いた方、実際の資料作成に関するさらなるコツを知りたい方がいらっしゃいましたらぜひコメント頂けますと幸甚です。

皆様のプレゼンが上手くいく事を心より願っております。

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