【部下の人気・人望を得る方法】部下に興味をもって接していますか?

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人気・人望のない上司

人望のない上司という人たちがどこの会社にも存在しています。上司となりチームを率いる以前、彼・彼女は個人として組織やチームに成功をもたらす有望な存在でした。

ところが上司としてチームを率いる事になった途端結果を出せなくなります

その一因として考えられるのが、その上司に「人望がない」からです。

人気・人望のない上司はチームのモチベーションを下げてしまい、結果としてよい結果を導く事ができません。特に比較的短期に結果を出さねばならないプロジェクトをリードする場合には人気・人望がないリーダーは結果を出す事が厳しくなってしまいます。

人気・人望のない上司の特徴

こういった上司には共通する特徴があります。

  • Why? Becuaseを説明していない、できない、時間をかけない
  • 自分の成功、もしくはプロジェクトの成功のみ考え部下やチームに興味をもたない

ひとつ目の特徴に関しては別途ブログにて解説していますので今回は2つ目の特徴

「自分の成功、もしくはプロジェクトの成功のみ考え部下やチームに興味をもたない」

について考えてみたいと思います。

上司が部下に与える事ができる最大のものは?

部下にとって上司から与えられて最もうれしいのは

「昇進」「昇給」

など部下の人生の豊かさに直結する褒章です。

自分を昇進させてくれた上司には必ずといっていい程恩義を感じるものです。

上司からしても部下の努力に報いる最大の方法がこの「昇進」「昇給」の機会を与える事に間違いありません。

ところが上司が「昇進」「昇給」で報いてあげる事ができる部下はほんの一握りにすぎません。

殆どの部下は「現状維持」の状況で次の期間も上司と共に仕事をしていく事になるわけです。

無関心という毒

このように殆どの部下にとっては「昇進」「昇給」という褒章がないまま仕事を継続していく事になります。

上司と部下の関係だけでなく人間関係には当然ながらGive and Takeが必要です。

上司・部下間にはこのGive and Takeが発生しにくい事が多く部下が上司に不満を抱く原因の一つとなります。

さらに上司にとって避けるべき状況は「部下に対する無関心」という態度です。

もし、あなたが部下に無関心で部下がチームにどんな貢献をしているかさえわからない状況であったとすると、それはあなたにとって致命傷となりかねません。

部下の事をどのくらい知っていますか?

「いやいや、部下がどんな仕事してるかくらい知ってるよ」と反論が多いのですが、問題は

「どのくらい知っているのか」なのです。

What, Howばかり指示する上司(何を、どうやってやるかを細かく指示)は、頼んだ仕事に関して詳細につかんでいるかもしれません。

しかし、部下からするとあなたが依頼した仕事以外にも縁の下の力持ち的な仕事や、関連部署との交渉に多くの時間をかけて仕事がスムーズに進むように尽力してくれているかもしれません。

これらの事に気づいているかがとても大事ですし、関心・興味をもって気づかねばなりません。

さもなければ部下の不満がたちまちあなたに募り、「やる気をなくす」もしくは、

これは避けたいシナリオですが「あなたを失墜させる」事を企むリスクさえ発生します。

部下を知るための方法

部下に興味・関心をもち部下を知るためには多くの方法があります。あなたはこれらの事を実践する必要があります。

  • 部下と定期的な(可能なら週に1回)個人面談を実施する
  • 気づかない貢献を知るために関連部署のメンバーに部下に対する定期的なフィードバックを得る
  • たまにはお茶でも飲んで世間話をする

特にあなたが気が付かない部下の貢献を知るには、部下が仕事で関係している関連部署のメンバーに定期的なフィードバックをもらう事をお勧めします。

その過程で、「こんな事もやっていたのか。」「こういった観点で彼・彼女は関連部署から感謝されているんだ。」という事を知る事ができます。

知った情報は個人面談で「こんな事にも貢献してくれていたんだね。ありがとう。」と必ず感謝の意を伝えましょう。

部下からすると「上司は私の努力を見てくれている」という安心感と嬉しさを感じ、そしてあなたに対する信頼につながります。

部下との懇親を深めるために頻繁に飲みに行く上司もいるかと思いますが、個人的には「必要ない」かなと思っています。年に1,2回も夜の時間で飲みに行くのは渾身を深めるために良いかと思いますが、あまりに頻繁に飲みに行くのはあまり賛同できません。

一方で会社のカフェコーナーで偶然に一緒になったりした際に5分でもいいので世間話をするようにした方が効果が高いと思います。少し時間が空いたら会話を求めてチーム員を探してみてもいいでしょう。

リーダーは忙しいのが当然ですが、こういった時間を惜しんではいけません。

積極的にコミュニケーションをとっていくようにしましょう。

まとめ

本日は部下の人気・人望を得る方法に関して紹介しました。

一点だけ注意点を追記しておきます。

決して「わざとらしくならない。」ように気を付けてください。

中には上記の事をやっているのに、なんだか恩着せがましい人やわざとらしい人がいます。

そういった場合に部下は、「利用されているのかな?」と疑心暗鬼になる可能性があります。

上司であるあなたやチームの成功は部下の成功だと考えれば自ずと部下にも興味をもち感謝の気持ちが湧くはずです。

「ここまでやってあげてるんだよ。」とわざとらしい雰囲気が出ないように気を付けましょう。

ここまで読んで頂きましてありがとうございました。

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