【シンガポールに住む・コンドミニアム生活の実態】 日本と比べて住みやすい!? 駐在員が語るシンガポール住宅事情 10選 (いい点・わるい点)

ガーデンズバイザベイ風景 シンガポール観光・生活

筆者紹介

シンガポールで駐在員として働くGuppyです。
現在コンドミニアムで単身で生活をしております。
本日は自身の経験から
シンガポールコンドミニアム生活
良い点、わるい点を紹介します。

コンドミニアムとは

シンガポーリアンはHDBという公共団地に住んでらっしゃるケースが多いかと思います。
HDBにはホーカー(お手頃な値段で食事が出来る屋台)やスーパーが敷地内にあり便利に生活出来そうです。日本人でも学生の方でHDBでルームシェアをしながら生活されてらっしゃる方もいらっしゃると思います。(シンガポールは家賃が高いので学生さんや若い方は大変です。。)
一方駐在員の方は会社からの住宅手当もありコンドミニアムに住んでらっしゃる事が多いです。
コンドミニアムは日本で言うところの高級マンションのような住宅で、プールやジムそして施設によってはテニスコートやバーベキューピットまでついています。
こう聞くと「優雅でリッチな生活」を想像されると思いますが、いい点もあれば悪い点(日本の方がよかったなと思う点)も存在します。
私が感じるシンガポール生活の実際に関して共有いたします。

いい点

まずはシンガポールのコンドミニアム生活で日本より優れている点からご紹介します。

部屋が日本より大きい

物件によりますがシンガポールの物件の方が広めの物件が多いようです。
これは四季がないシンガポールでは衣替えや布団毛布に収納の必要がないので収納スペースがあまり必要とされていない事も関係しそうです。
少し話はそれますが、衣替え替えが必要ないので衣類は気に入ったものを着古して処分して新しい服を買う、つまりお店がクローゼット的なミニマリスト生活が可能なのはシンガポールのいい点の一つです。

共有施設が充実している

先程も紹介しましたがコンドミニアムは共有施設が充実しております。
休日にプールサイドでゆっくり読書や昼寝なんてのは日本では考えられなかったです。
国際都市シンガポールでは人口の3割以上を外国人が占めており一般的に体を鍛える事が好きな外国人のためジムもあり筋トレマシーンも充実しています。

大型家電は備え付け(の場合が多い)

コンセントプラグの形状や使用する電圧に日本との違いがあるシンガポールで大型家電を購入するとなると大きな出費になります。シンガポール永住を目指してらっしゃる方は購入する価値がありますが駐在組となると数年の使用のために大型家電を購入するのは経済的とは言えません。多くのコンドミニアムには冷蔵庫、洗濯乾燥機、オーブンがビルトインされているケースが多く助かります。

家具も交渉次第で家主が準備してくれる

シンガポールのコンドミニマムはFull furnishedもしくはPartial furnishedのいずれかのケースが多いです。

Full furnichedは言葉通りダイニングテーブルやソファ、照明一式、カーテン、ベッド、テレビなどほぼ体一つで入居しても生活ができます。

とは言え筆者のおすすめはPartial Furnishedの物件です。

といいますのもFull furnishedの物件もviewingに行きましたが、古い物件ですとどうしても前住人の使用感が残ってます。一方で新品の場合には気を付けて使用しないと 退去時に家主から買いなおすためのお金を要求される事も。

そこで一番のおすすめはPartial物件で、あなた側の不動産エージェントと協力して家主側を交渉、そして家具やテレビをつけてもらう事です。

海外生活ではどこでも交渉必須です。これから生活を検討される方は交渉してみてください。

ゴミ出しが楽

地味ですが便利だと感じるのは毎日の生活で発生するゴミの処理です。

シンガポールの住宅にはダストシュートがついていてゴミが発生したその瞬間からダストシュートへポイポイ捨てる事が可能です。かつ分別不要!とても便利です。

このダストシュートですが、各住戸についている場合と各フロア(共有部分)に設置されている場合の2パターンがありますが私のおすすめは共有部分設置タイプです。

というのもシンガポールは人だけでなく虫さんにも住みやすい国。

ダストシュートから虫が出てくるという事もあるそうです。(私は経験なしです)

もし各戸にダストシュートがある住宅を検討されていらっしゃるならなるべく高層階をお勧めします。

低層階はダストシュートの清掃時に虫さんが逃げてあがってくる事があるそうです。

わるい点

続いて「日本の住宅の方がいいなぁ」と思う点を紹介します。

台所の使い勝手が悪い

シンガポールのいたる所にあるホーカーセンターという屋台でお値ごろな食事が出来る環境のせいなのか、シンガポールの住宅の台所はとても使い勝手が悪いです。

キッチン自体は大きいのですがシンクが異常に小さく、またIH調理器の火力は弱いため調理に苦労します。

男性の一人暮らしの筆者が作る料理なんて、料理と呼ぶにも値しない程度の調理ですがそれでも使い勝手の悪さを感じます。きっとご家族で生活される方はシンガポールの台所は使いにくいのではないかと思います。

電気周りの故障が多い(物件がある)

これは物件次第です。特に新築物件は電気周りのトラブルが頻発します。

シンガポールで住宅を探す際にはそれもあり(水回りも含め)、新築よりも築3年以降がよいと言われています。初期不良がひととおり改善されるからですね。

私も入居時にコンセントがショートする。オーブンがショートする等のトラブルに見舞われました。

日本ではあまり経験がないですよね。

建付けが。。。

シンガポールのコンドミニアムがとてもオシャレな外観をしています。地震などの自然災害の少ないシンガポールならではと言った日本では想像できない建造物(シンガポールを代表するマリーナベイサンズが良い例)も多くコンドミニアムも概してとってもオシャレです。

一方で生活を始めると、ドア、クローゼット、扉、水回りの水漏れ、などなど、とにかく建付けの悪さが気になります。

これに関しては、シンガポールだからという事ではなく海外どこも同じで建付けが良いとは思えません。

日本の職人さんの細部に魂を込める精神が、日本の住宅の建付けを世界一にしているのだと思います。

日本では扉がきっちりと閉まる、テーブルがしっかりと固定され軋んだりしない、水漏れはほぼ発生しない、などこれらは日本では当たり前です。我々日本人の誇るべき事の一つです。

エアコン整備

常夏かつ湿気の多いシンガポールではエアコンがフル稼働です。

そのため住人年に4回のエアコン整備(業者に依頼)を義務付けられる物件が殆どです。

業者さんによっては頻繁に部品交換を求めてきます。

私はあまりエアコンを使わないので(幸い私のコンドミニアムは風が抜けてとても過ごしやすい)、部品交換をすすめられてもcriticalでない限りお断りしています。

カビ、虫との闘い

これはもうシンガポール生活では避けれないです。特に長期間家を空ける時には注意が必要です。

カビが生えないように換気が出来る状況を作っておきましょう。中にはクーラーをつけたまま家を空ける方もいらっしゃるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

わるい点も紹介しましたが心配しないでください。最初は気になりますがあっという間に慣れてシンガポールの生活を楽しめると思います。

日本では経験出来ない自然と都市が融合した赤道国家シンガポールの生活は素晴らしく筆者はとても気に入っております。

ここまで読んで頂きましてありがとうございました。何らかのご参考になりましたら幸いです。

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