【海外でカードがATMに吸い込まれた時の対応】シンガポールでの経験談を紹介します。

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この記事でわかる事

海外のATMでカードが飲み込まれてしまった時の対処方を紹介します。

経験談を通じてすぐに対応すべき事と、その後の経過を紹介します。

すぐにやるべき事

ATMに必ずヘルプデスクや緊急連絡先が書いてあります。

カードが飲み込まれてしまうと驚いてどうしていいかわからなくなってしまうかもしれませんが、一旦落ち着いて連絡先に電話をかけましょう。

電話をかけて伝えるべき内容

電話をかけるとオペレーターから質問がありますので、順を追って下記を伝え対応しましょう。

• カードが飲み込まれた事を伝える
  英語でRetainもしくは単純に”ATM ate my card”でも通じます
• カード再発行までカード機能を停止してもらうように伝える
• カード再発行の手続きをする

私の経験談（シンガポール）

それはある日突然起こった

電子決済が高度に発展しているシンガポールでは現金はほとんど使う事がありません。しかしながら地方やホーカーセンターなど一部では現金しか使えないお店もあり、約半年ぶりに現金を引き出す事にしました。

いつものようにオフィス近くのATMに。そして暗証番号を入力。

「ん？暗唱番号が違うって出て来たけど入力間違ったかな？もう一回入力してみよう。」

そして入力をして引き出す現金を入力したときにそれは起こりました。

カードが飲み込まれた!?

突然画面に表示された

Your card is retained

「えっ、reteinedって？？　えっ、えっ」( ﾟДﾟ)

突然の出来事に驚く私を横目にATMは私のカードを返してくれません。

後ろに並んでいる人がいましたが、

「もしも突然カードが出てきて違う人が私のカード持ってくと困るじゃん。」

となりました。

私のカードはデビット機能がついているのでもしも持ってかれると使われ放題。

一瞬どうしようかと頭が真っ白になりました。

コールセンターに電話

後ろの人はイライラしながら待っていますが、こういう時は人の事を気にしてはいけません。

冷静さを取り戻した私はコールセンターへの電話番号を見つけて電話をしました。

対応してくれたのはシンガポール訛りの強い方で少し苦労しましたが、

• カードが吸い込まれた事
• ATMに表示されているアラートとエラー番号を伝える
• デビット機能を停止させる
• 電子決済機能（Amazonでの買い物や公共料金の引き落としは継続してもらう）
• 新規カードを送ってもらう

これらの事を伝えました。

新規カードの郵送先でトラブル発生

新規カードを送付してもらう以外はすべて電話対応で出来ました。

ところが新規カードの送信先でトラブルが。

なんとその銀行の私の住所が以前住んでいた住所になっていたのです。

新しい住所を証明するためには「パスポート」や「テナンシー・アグリーメント（現在住んでいる場所の賃貸契約書）」を窓口に持参する必要があるとの事。

後日銀行窓口に行くことになりました。

住所登録や電話番号登録は定期的に行っておくことをお勧めします。

住所登録と新規カード配送手配

幸いオフィスの近くに私がシンガポールで使っている外資系銀行の支店がありましたので翌日訪問しました。

日本と違い銀行窓口で長時間待たされる事はシンガポールではあまりありません。

住所登録の手続きをしてもらい

「２週間後にカードが届くよ」

と伝えられました。

「２週間も待てないから早くしてほしい。どうにかならないのか。」と交渉しましたが

「いやいや、ミスター。どうやったって２週間かかるんだよ。」と埒が明かず２週間待つことにしました。

カードが届かない

ところが２週間経ってもカードが届きません。

イライラしながら銀行に電話しました。

「今カードはどういうステータスになっているのか？」と聞くとその場で再度色々なcertificate（個人認証の作業、パスポートやFINなど聞かれます）がはじまり

「Okay。じゃ今から送付手続きするから５日以内に届くよ。」( ﾟДﾟ)( ﾟДﾟ)

いやいや２週間もまったんだけど。と苦情を言っても。

「いやぁ、あなたの言ってる事はもっともだけど、だけど私じゃどうにもならないわ。」と言われ、仕方なくまた５日待つことに。

えっ、違うカードが届く

そして５日後にしっかりと郵便ポストにカードが届きました。カードをactivationし終わって気づきました。

「えっ、これ飲み込まれたカードじゃないじゃん。」( ﾟДﾟ)( ﾟДﾟ)( ﾟДﾟ)

私はこの大手国際銀行に口座を二つもっていて、シンガポール国内用と海外出張用で使い分けていました。

私が飲み込まれたのはシンガポール国内用口座のカード、しかし届いたのは海外出張用。

ここで怒り爆発。<`～´>

と言うのもここまで約３週間かかっており、その間電子決済機能は残してくれと言っていたにも関わらず、おそらく新規カード発行のためのカード情報が更新されたのか使用不能になっていました。

すぐに電話をすると、電話の向こうではなぜかパーティーでもやってるかのような大騒ぎ。

世界有数の国際銀行のオペレーターなのにどうなってんだ。とか思いながら、違うカードが届いた事を伝えると

「No, No, ミスター。あと一つあなたの飲み込まれたカードも今日の夜６時から９時に届くよ。心配ないね。」

との事。

９時30分頃に確認しましたがやはりカードは届いていませんでした。

再度銀行窓口へ

なるべく冷静に話しましたが、もう我慢の限界。

「今までの経緯を説明しろ。今カードはどこにある。そもそも新規カードを発行したのか？発送したのか？」と窓口でまくしたてました。

窓口の方も驚いたのか、あわてて真剣に対応（海外あるある。強く言わないと適当にやる人がいたりする）

「今日には届くわ、心配ないね。」

「いや俺は信用できない。証拠を見せろ」

そういうと、本来窓口業務で見せてくれる事がないだろうパソコンのモニター画面を無理やりこちらに向けて

「昨日届いているはず。なんらかの手違いかもね、ミスター。」<`～´><`～´>

いやいやどうなってるんだシンガポールの郵便システム。。。。とか思いながら。

「昨日届いてなかったし、今朝も確認したけど届いてなかった。届くまで毎日来るからな。」と困った客に成り下がる始末。

ストレスも限界でした。

やっと届く

仕事が終わり帰宅すると本当にカードは届いていました。

カードが飲み込まれて届くまでに要した日数は結局23日でした。

先進国シンガポールでもここまで苦労したので、他の国だともっと苦労するのかもしれません。

まとめ

私の経験がお役にたてば幸いです。

まとめますが大事な事はカードが飲み込まれても慌てずすぐに電話をする事です。

そこからは私が経験したように様々なストレスが発生する可能性がありますが、そこは淡々とステップをこなすしかなさそうです。

海外生活をはじめて思いましたが、日本のこういった対応は本当に「神対応」です。

英語にあまり自信がなく、旅行で短期滞在なら日本の空港などで事前に現金を用意して渡航される事をお勧めします。

ここまで読んで頂きましてありがとうございました。

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