業績目標の種類
年初や期初に皆さんも業績目標を設定されるかと思います。
ご存知のように業績目標には
- 定量的目標 (数値で結果を測定できる目標)
- 定性的目標 (結果の質で業績を測定)
の2つがあります。
定量的目標に関しては、もちろん目標とする数値(営業職なら販売目標など)を設定する過程には時間を要しますが、一旦設定した目標を評価するのは容易です。
一方で定性的目標は、その業績判定のみならず目標設定自体が適正なのかどうか判断するのが難しい場合が多いです。
これはあなたがpeople managerであれば部下の目標設定時に確認が必要ですし、逆にあなた自身の目標設定の際には上司との確認が必要です。
外資系企業で働く、もしくは海外で駐在員として働く場合には、日本よりも目標設定に時間をかけて行う事が多く、また目標の妥当性に関してディスカッションする機会が多くなる傾向があります。
私自身も海外で駐在員として働く事で目標設定に対する上司やチームからの求められるレベルの高さに気がつきました。
海外は契約が重視されるので目標設定がよりシビアなのだと感じます。
そこで本日は定性的目標の妥当性を判断出来る便利な指標を紹介します。
これは海外で駐在員として働く私が実際に使っているツールでとても便利なので紹介したいと思います。
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設定された目標が妥当かどうかプレッシャーテストをするために必要な7つの項目の頭文字をとって7つのCツールと呼んでいます。
項目は
- Commitment
- Clarity
- Compelling
- Capability
- Capacity
- Confidence
- Contribution
の7項目となります。
早速それぞれの項目を確認して行きましょう。
Commitment
Personally committed to this objective?
目標に対するコミットメントレベルを確認します。どのくらいのレベルでコミットしているのかを0-100点で定量的に表すと良いでしょう。
当然ですがコミットメントレベルが高い目標こそ成果を評価すべきですし、もしここであなたと上司、もしくは部下との間で優先順位が違うようでしたら、ここで調整が必要となります。
Clarity
Clear on what success looks like for this objective
目標が明確であるのは当然ですが、何をもって成功とみなすのか同意をとっておく必要があります。上司や部下とあなたの間に、この成功イメージのギャップがある場合業績評価で揉める可能性ともなりますので事前目標設定時にしっかりと話し合っておきましょう。
Compelling
Believe this objective is compelling
会社の目標や部署の目標と設定された目標の間に整合性は取れているでしょうか。
整合性のとれた目標は説得力がありますが、そうでなければその目標は説得力を失います。
説得力の弱い目標は会社や部署の目標との整合性を再検討しましょう。
Capability
Believe you have the necessary capability to deliver this objective
どう頑張っても達成出来ない目標は意味がありません。
例えばあなたが100メートルを9秒で走る
という目標を立てても達成できない事が初めからわかっていますので目標は意味をなさず、目標を立てていないのと同じ結果となってしまいます。
実現可能性の低い目標が設定されている場合にはストレッチだが達成可能な目標を再設定しましょう。
Capacity
Believe we have the required capacity to deliver this objective
これは上記capabilityに似ていますが、よりリソースに基づいていると考えてください。
例えば十分な予算もないのにお金のかかる新規プロジェクトを何件も立ち上げる。
など、これも実現可能性のない目標となり意味のない目標になりかねません。
リソースを含め十分なcapacityがあるか確認しましょう。
Confidence
Confident you will deliver this objective at or above expectations
目標設定はチャレンジングなものであるべきですが、成功する自信もない目標は設定すべきではありません。
自信がない場合には、なぜ自信が持てないかの原因を分析しましょう。
上述したcapabilityやcapacityの問題以外にも環境変化(コロナ化で旅行販売計画倍増など)で自信が持てないのかもしれません。
ストレッチで手を伸ばせば届きそうな目標設定に変更しましょう。
Contribution
You see the contribution you can personally make to this objective
あなたが貢献も出来ない事を目標設定にすべきではありません。
例えばあなたが応援しているサッカー選手の年間得点20点なんて目標を掲げて意味があるでしょうか。
そのサッカー選手が気持ちよく試合に望めるように毎試合応援メールをSNSに投稿するといった方法なら可能かもしれません。
目標設定はあなたの貢献出来る事に設定しましょう。
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いかがでしたでしょうか。
外国は日本よりも契約社会ですので目標設定には十分な時間をかけて議論が必要です。
議論の過程ではお互いが同じテーブルで議論するためのツールがあった方が議論がスムーズに行きます。
このツールは私自身が外資系で働き、かつ現在現役で海外駐在員として利用し効果を実感しているツールです。
ぜひ試してみてください。
ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
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