この記事でわかる事
海外で働く際に、Noと仕事を断る事がいかに大事なのか、その理由と対策をお伝えします。
この記事の内容は下記動画でもご視聴頂けます。よろしければご覧いただけますと嬉しいです。
海外で仕事を断る勇気
これは海外勤務を始める上でも最も重要な能力の一つと言っても過言ではありません。
私自身も海外赴任開始直後は仕事を断る事が出来ず大変苦労しました。
仕事が溜まってくると、それだけで心身のストレスとなりますし、「自分だけが忙しいのでは」という考えにとらわれて周りのメンバーに攻撃的になってしまったり、外国人の上司・同僚・部下に対する寛容性(我慢)の閾値が下がってしまい、周りからもイライラして見えてしまい、「仕事を頑張っているのに評価されない」という最悪の事態になってしまいます。
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日本人は概して仕事を依頼された際に断りません。
理由としては
- 断る勇気がない
- 文化的にコミットメントが高い
それぞれ詳しく見て行きましょう。
断る勇気がない
勇気を持てない理由として
断った場合上司や同僚(さらには部下)からの信頼を失ってしまうのではないかという不安
にさらされているからです。
その結果どんなに忙しくても仕事を受けてしまいます。
文化的にコミットメントが高い(高すぎるかもしれない)
日本人はコミットメントが非常に高い民族です。このコミットメントの高さが日本をここまでの経済大国に押し上げてきたのだと思います。
自身が世界中の人達を仕事をしてきた経験から言うと、東アジア諸国のコミットメントの高さは共通していますが(ヒエラルキーな文化が影響しているのかもと思ったりもします)、その中でも日本人の仕事を完遂させるための精神的な義務感の高さは群を抜いていると感じます。
上司に頼まれた仕事なら、日本人は自身のプライベートの時間を削って完遂させようとします。
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上記のように日本人はどんなに忙しくても仕事を断らない傾向があります。
しかし、忙しい時に仕事を断るべきでしょうか。
答えは、
忙しくて余裕がないのであれば仕事ははっきりと断るべきです。
さもなければいずれ潰れてしまう可能性があります。
はっきりと断らないと、上司や同僚はさらに次々と仕事を依頼してくるでしょう。
それによってメンタルや、ストレスからくる体調不良で日本へ志半ばで帰国
なんて人もいるのです。
忙しすぎると思ったら躊躇なくNOと仕事を断りましょう。
日本と業務依頼の仕方の違い
海外では上司や同僚が業務を依頼してくる際の考え方が日本と違います。
日本だと上司や周りの同僚はあなたの仕事量をみて
「今はこれ以上頼めないな」
などと周りがあなたの仕事を調整してくれる事があります。
海外では上司や同僚があなたの仕事量をコントロールしてくれる事は皆無だと思っておいた方がいいでしょう。
もちろん少しは考えてくれる人もいるかもしれませんが「そんな人はいない」と考えておいて問題ないですし、そう考えておいた方が無難です。
あなたの仕事が忙しいかどうか決めるのは誰?
上述したように、日本では周りの人があなたの仕事量を見て「忙しそうだ、今は依頼をするのをやめておこう」となるのですが、それは
日本では、あなたが忙しいかどうかを決めているのは周りの人だからです。
一方海外は正反対です。
あなたが忙しいかどうかを決めるのはあなた自身です。
上司や同僚も「大丈夫?忙しそうだね?」なんて言ってきますが、これは挨拶のようなもの。
あなた自身が「忙しい」と言わない限り周りの外国人はあなたが忙しいとは思わないのです。
忙しいかどうかを決めるべきあなた自身が忙しいと言わないのだから、上司同僚からするとあなたは忙しくない。となってしまいます。
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仕事を断ると評価が下がってしまう、人間関係に問題が起こると心配するかもしれません。
しかしながら実際断ったところで、評価が下がったり、人間関係に問題が起こる事はありません。
外国人と働く事の長所の一つなのですが、外国人ははっきりと意思を伝えるので、
「No。今忙しくて対応出来ない」と断っても評価が下がったり人間関係に問題は起きません。
むしろ忙しい事によるストレスからイライラした態度をとったり周りの人へ厳しくあたったりしてしまう事の方が遥かに評価を下げるし、人間関係にも問題を発生させます。
断っても、「あっ、確かに忙しそうだもんね。じゃあ他の人に頼むね」とあっさりとしたものですのでご安心を。
それでも忙しくて次々と難題が発生。あなたしか対応できない。こういう時はどうする?
プロジェクトをリードしていたりすると、どうしても次々に発生する課題を解決するためにあなた自身が問題処理をせねばならず、激務に陥る事は実際に発生します。
特に海外駐在員は大きな責任や権限を持っている事が多くこのようなケースは実際には多く発生します。
最も気を付けておきたいのは、その激務を常態化させない事です。
さもなければ、いつか心身の不調をきたす可能性があります。
激務を常態化(常に激務)にしない
私自身が心がけているのは、今は激務で仕方ない。でも
期限を決める事
です。
来週の金曜日まで頑張れば乗り切れる。そこまでは頑張ろう。乗り切ったら少し仕事を減らそう。
そう考え、そして実際期限後は仕事を減らして心身の回復に充てます。
ずっと激務が続くなんて異常な状態が続くわけはありません。いずれどこかにひずみが生まれます。
Noと言って仕事を断りしっかりと充電をしましょう。次の大きな仕事に向けて。
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本記事の内容をまとめます。
- 忙しい時は、はっきりと、Noと言って仕事を断る
- Noと言っても外国人は気にしないから安心する
- どうしても忙しい時は期限を決める
- 激務を常態化させない
- 激務期間が終わったらしっかり休む
ここまで読んで頂きましてありがとうございました。
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