- シンガポール移住・駐在が決まったら
- シンガポール最大の商業中心地「シンガポールの銀座」で暮らす
- シンガポールのオフィス街 「シンガポールの大手町」 CBDで暮らす
- 「シンガポールのリゾート地」で暮らす Keppel Bay, Sentosa
- 「活気ある若者に人気の街」で暮らす Bugis (ブギス)
- 最近人気の街「新旧文化が融合する街」で暮らす Tiong Bahru (ティオンバル)
- 「ファミリーに人気の街」で暮らす River Valley, Novena, Queenstown (リバーバレー、ノベナ、クイーンズタウン)
- 「郊外の街」に住む Bishan, Jurong East (ビーシャン、ジュロンイースト)
- まとめ
シンガポール移住・駐在が決まったら
東南アジアを代表する都市国家シンガポール。移住や現地就職、そして駐在で生活する事が多い国の一つかと思います。
東京都とほぼ同じ大きさと国土は限定的なシンガポールですが、エリアそれぞれに特性があり生活するにあたって十分に考慮しておく必要があるかと思います。
シンガポール現役駐在員が住みやすいエリアを紹介していきます。
シンガポール最大の商業中心地「シンガポールの銀座」で暮らす
百貨店、高級ホテル、高級ブティックが立ち並ぶのが
Orchard (オーチャード)
です。オーチャードやMRTで隣の駅となるサマセットには多くの高級コンドが立ち並んでいます。
シンガポールで暮らす誰もが憧れるオーチャードエリア
メリット・デメリットをお伝えします。
メリット
高級店が立ち並ぶ華やかな雰囲気の街で生活する機会はなかなか日本では経験しにくいかと思います。一方シンガポールではオーチャードでも最も有名な百貨店の一つ「高島屋」へも徒歩圏のコンドも多数。都会の華やかな生活を経験出来ます。
「高島屋」だけでなく「伊勢丹」や「ドンドンドンキ」もあり日本食材の購入も容易です。家電の「NOJIMA」や「MUJI」もあり日本と変わらない生活が出来ると思います。
またお子様がいらっしゃるご家族でしたら学習塾やカルチャー教室も充実しています。
クリニックをはじめ生活に必要なものはすべてこの街で完結する事が出来るでしょう。
デメリット
シンガポールの中心地となりますので、家賃は高く間取りは小さめとなります。
またFairPriceやGiantといったローカルスーパーがほとんどないので、日々の生活費も他の街に住むよりも高額になるでしょう。
オーチャードは常に人が溢れている活気のある街です。喧騒から離れて生活したい方には少しオーチャードは生活しにくい街かもしれません。
自然と都市が融合するシンガポールですが、ここオーチャードは緑が少ない場所となります。
シンガポールのオフィス街 「シンガポールの大手町」 CBDで暮らす
CBD (Central Business District) はシンガポールの経済・金融の中心地。多くの企業が立ち並ぶオフィス街です。
駐在員でシンガポールで生活する方の多くはこのCBDエリアで働かれるのではないかと思います。
MRT駅でいうと「Marina Bay (マリーナベイ)」「Down Town (ダウンタウン)」「Tanjong Pagar (タンジョンパガー)」には有名なコンドが立ち並んでいます。
メリット
オフィスまでの通勤時間はわずか15分くらい。日本では考えられないような通勤時間です。
コンドとオフィスの立地次第では徒歩通勤も可能です。
常夏で突然のスコールもあるシンガポールですがCBDエリアは地下道も発展しているので汗をかかず、雨にもぬれずオフィスに徒歩で通う事も可能です。
またCBDエリアはシンガポールを代表するGardens By the Bay, Marina Bayといった自然豊かなエリアでもあります。
デメリット
ここCBDエリアもローカルスーパーが少なく生活コストは高くなるでしょう。
またオフィス街ですので土日は多くのレストランやショップが閉まっています。この点も考慮しておいた方が良いでしょう。(AmazonやGrabを使えば買い物や食事には困らないシンガポールではありますが。)
「シンガポールのリゾート地」で暮らす Keppel Bay, Sentosa
シンガポールを代表するリゾートエリアSentosa(セントーサ)。
セントーサ島内、そして対岸の Harbor Front駅周辺のKeppep Bayには南ヨーロッパや南国リゾートのような高級コンドが立ち並びます。
シンガポールでも異色の高級感を放つこのエリアもおすすめエリアの一つです。
メリット
南ヨーロッパの避暑地を思わせるようなコンドが立ち並びシンガポールの喧騒とは一線を画した生活を送る事が出来ます。
Harbor Front駅にはシンガポール最大級のショッピングモール「Vivo City」があり、日々の生活で必要なものだけでなく、あらゆるショッピングを楽しむ事が出来ます。
デメリット
家賃が高く生活コストが高くつきます。
またシンガポールらしさには欠けるエリアであるので、シンガポールの文化を楽しみたい方には物足りないかもしれません。
「活気ある若者に人気の街」で暮らす Bugis (ブギス)
Bugis Junctionをはじめ若者に人気のショップが立ち並ぶBugisはいつも活気に満ちていて華やかな街です。オーチャードやCBDにも近く便利な街です。
異国情緒溢れるアラブストリートにも徒歩圏内。
ここブギスにもコンドが複数あり人気の街です。
メリット
人気のショップや最新ファッションの発信基地でもあるブギス。街を歩いているだけでも楽しい気持ちになります。
一方で少しあるけばスーパーも充実していて生活に困る事はないでしょう。
MRTブギス駅はDownTown lineとEastWest lineのジャンクション駅でもあり移動にも便利です。
デメリット
依然ここブギスも家賃が高く物件の間取りは狭い傾向があります。
いつも賑やかな街なので都会の喧騒が気になる方には向かないかもしれません。
最近人気の街「新旧文化が融合する街」で暮らす Tiong Bahru (ティオンバル)
シンガポール国民の80%以上が生活するのHDB。
近年のHDBは高層化していますが、ひと昔前のHDBは2階建てなど低層の物件が多く存在していました。
ここティオンバルでは、それらの低層HDBをリノベーションして多くのオシャレなカフェやショップがあり近頃人気の街です。
メリット
オーチャードやCBD近いながらも落ち着いた雰囲気の街です。
また中心部に比べると少し家賃が下がってきます。
お洒落なカフェに加えて「FairPrice」などのローカルスーパーや「ティオンバルマーケット」もあり食料品や日用品のコストも抑えて生活する事が出来るでしょう。
デメリット
新規物件が少なく空き物件を見つけるのが難しい傾向が続いています。
土日はシンガポールの人も多く集まり比較的小さな街に人が溢れる事があります。
「ファミリーに人気の街」で暮らす River Valley, Novena, Queenstown (リバーバレー、ノベナ、クイーンズタウン)
これら3つの街はファミリーで暮らす日本人に人気の街です。特にMRT Fort Canning 駅周辺、いわゆるリバーバレー地区は日本人駐在員が多く住む街としてシンガポールでも有名です。「Great World」というシンガポールを代表するモールがあり、ここには多くの日系ショップと「明治屋」が入っていて、日本の食材は何でも豊富にそろえる事が出来ます。
ノベナはオーチャードからMRTで2駅と中心部に近い割にコンドの価格は比較的お手頃で、医療施設や学習塾なども充実していて人気です。MRT駅に直結するショッピングモールには「ドンドンドンキ」が入っており、こちらも日本の物を揃える事が容易です。
クィーンズタウンはシンガポール西部の街ですが、お子様がいらっしゃる方は日本人学校が近く、また緑が多く落ち着いた雰囲気で人気の街です。少し中心部から離れているので家賃も少しお手頃になってきます。
メリット
ファミリー向け物件が多く家賃も比較的安定してきます。(とは言え家賃が高いのがシンガポールで暮らす苦労の一つです)また物件の間取りもファミリー向けが中心になってくるので3bedの広めの物件が多く存在します。
日本人が多いので和食や日本人向けクリニック、美容室、ショップなど日本人が生活していく上でのインフラが整っているエリアともいえるでしょう。
日本人駐在人が多いのでお子様がいらっしゃる方はお子様のお友達を見つけるのも比較的容易かもしれません。
デメリット
日本人が多い事の裏返しにもなるのですが、コンドによっては日本人コミュニティが出来上がっていて人間関係に悩まれる方もいらっしゃるとか。
特に旦那さんのシンガポール駐在に同伴して専業主婦となった駐妻さんは逃げ場がなくストレスを多く抱える方もいらっしゃるとの事です。
極端な例だと思いますが何度かそういった話を聞いた事もあるので考慮しておいた方が良いでしょう。
「郊外の街」に住む Bishan, Jurong East (ビーシャン、ジュロンイースト)
生活コスト、特に家賃を抑えるために郊外の街に住むのも選択肢の一つです。
郊外とは言っても東京都と同じくらいの大きさのシンガポール。日本での通勤時間を考えるとむしろシンガポールの方が通勤時間が短くなった、なんて方も多くいらっしゃいます。
郊外には再開発で新たに発展している街もあり一考するだけの価値があるでしょう。
ビーシャンはMRTでオーチャードから5駅北上した街で、地理的にはシンガポールのちょうど真ん中くらいに位置する街です。
North South lineとCircle lineのジャンクション駅となっていて交通網も発達していますし、駅直結のJunction8というモールには多くのショップが入っています。
ジュロン・イーストはシンガポール西部の中心となる街でNorth South lineとEast West lineのジャンクション駅であり、かつ大規模なバスターミナルがある街です。
比較的新しいショッピングモールが多く「ドンドンドンキ」や「DAISO」(こちらでは100円ではなく2シンガポールドルショップです)があり日本のものも容易に入手できます。
メリット
オーチャードやCBDなどのコンドに比べて家賃は随分とお手頃になり、かつPartialもしくはFull furnituredの物件の場合には、用意される家具などの質も良い傾向があります。
郊外なのでこれら2つの街は大きな公園にも近く自然豊かなシンガポールの一面を楽しむ事も出来ます。
デメリット
オフィス街やオーチャードといった中心部からはやはり少し離れています。
また郊外に行くに従ってローカルスーパーやフードコートでは英語でのコミュニケーションが難しくなっていく傾向があります。
フードセンターで使うような簡単な中国語を覚えておくと便利でしょう。
まとめ
シンガポールで生活していくのにお勧めのエリアを現役駐在員である私が紹介しました。
次に引っ越しするとしたらどこがいいかな?という視点で選んだ街とエリアです。
信頼できるエージェントと一緒にじっくり物件を見て素敵な街での生活をはじめてください。
これからもシンガポールの見どころ観光地、観光では行かないローカルな街、生活情報を発信していきます。興味がある方は下記からフォローして頂けると嬉しいです。
シンガポールや世界の街の様子を紹介するYouTubeも運営しています。こちらもご覧頂けると嬉しいです。
ご覧いただきましてありがとうございました。
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