筆者紹介
シンガポールで駐在員(エキスパット)として働いているGuppyと申します。
私は唯一の日本人としてここシンガポールでエキスパットとしてシンガポール支社の外国人の同僚、そしてアジア各国(日本をのぞく)の同僚と仕事をしております。
自信の経験から皆様にお役に立つ情報を発信できるよう努力してまいります!
詳細はプロフィールをご覧いただけますと幸甚です。
駐在員にとっての壁は英語だけではない!?
本日は外国人とのコミュニケーションの取り方以外のお話をさせていただきます。外国人とのコミュニケーションの取り方に関しては別途私の投稿しているブログを参照ください。
バイリンガルでない限り駐在員として「語学(主に英語)」の「壁」は常に立ちはだかります。
この語学の壁は駐在員として働く以上努力によって克服しないといけません。
しかしながら駐在員が克服すべき「壁」は「語学」だけではないのです。
本日は日本人駐在員が克服しないといけないもう一つの大きな「壁」に関して解説いたします。
「壁」の正体 ~ スピークアップ
その「壁」の正体とは何でしょう。
それはズバリ「スピークアップ」です。
詳細を解説していきます。
会議で発言が少ない日本人
外国人の中に日本人は一人だけ、もしくは少数に限られるといった状況の会議に参加された事がある方はわかると思いますが、往々にして日本人は圧倒的に「発言量」が少ないです。
周りの外国人がとにかく発言しまくるのを見て気おくれを感じた経験はないでしょうか。
これは日本人が海外赴任した際にほぼ必ず陥る状況、つまり「壁」だと思います。
発言が少ないとどうなる?
外国人からすると
発言がない場合、それは
「あなたが会話の内容を理解出来ていない」
「あなたには何の考えやアイデアもない」
など、かなりネガティブな印象をあなたに抱きます。
実際に私も同僚から
「発言が少ない。改善すべき。」とフィードバックを受けた事があります。
私は日本では発言が多い方でしたが、海外に来るとそんな私ですら発言が少なすぎると言われるのです。
日本人が発言量が少ない理由
日本人が発言が少ない原因は大きく二つあると考えています。
- 語学力(主に英語)の問題
- ハイコンテクスト文化
語学力(主に英語)の問題
「聞き取りは出来ている」「話したい、共有したいアイデアはある」
しかし発言出来ない。
それは、あなたが自分自身の英語に自信がないからかもしれません。
ハイコンテクスト文化
日本は一般的に「ハイコンテクスト」な文化を持っていると言われています。
我々日本人は「発言しなくても相手を理解できる」つまり「暗黙知」という素晴らしい文化を持っています。
ことさらに、自分自身の意見を主張しなくてもお互い理解できる環境で我々は育ってきたため、そもそも
スピークアップの経験値が不足している
のです。
「発言量が少ない」という「壁」を克服する方法
では、この「発言量が少ない」という「壁」をどうやって克服したらよいのでしょうか。
- 語学(主に英語)はツールだと割り切る。
- アイデアが浮かんだら「検討」する前に「発言」する。
では具体的に考えてみましょう。
語学(主に英語)はツールだと割り切る
「ちょっと英語に自信がないなぁ。少し様子を見よう」
と考えていませんか。ではいつになったら英語に自信がつくのでしょうか。語学は終わりのない修練です。我々日本人だって美しい日本語を話しするために未だに日本語を意識的、もしくは無意識に勉強しています。
こう考えましょう。
「語学(主に英語)は何かを運ぶための手段。大切なのは運ぶ道具ではなく運んでくる何かなのだ。」と。
会議で同僚が期待しているのは
「美しい英語」ではなく「あなたのアイデア」なのです。
少々おかしな、そして訛りがあったとしても
あなたの伝えるコンテンツが優れていれば同僚は皆あなたを高く評価します。
積極的に発言していきましょう。
「検討」する前に「発言」する
発言する前に「これ正しい意見だろうか」「この発言は問題の答えになっているだろうか」と「検討」する癖を多くの日本人が持っていると思います。
私もそうです。ですが、「自身の発言が正しいかどうか検討」している間に他の誰かに同じ事を発言されたり、もしくは議題が変わってしまったりして結果発言出来ない事が多くなります。
これはあなた自身にとっても、そして会議参加者にとっても、あなたのアイデアが会議で共有されないという損失を生んでいるわけでとても勿体ない事です。
「検討」する前にまずは「発言」しましょう。
もしも見当違いな事を発言したとしても、その場合には同僚や上司からその事に対する質問があったりコメントがあったりするだけで「誰も気にしません。」
日本人は特に「検討」する前に「発言」する努力をして行きましょう。
まとめ
以上、本日は日本人が駐在員として働く上で克服すべき「語学」以外の「壁」に関して解説しました。
はじめは「スピークアップ」する事に抵抗感を感じたり、臆する事も多いかと思います。
しかし意識的に発言量を増やす努力を行っていきましょう。
意識的に発言量を増やす事を継続する事で、いずれそれはあなたの習慣、つまり「会議で発言する」事が当たり前となってきます。
ここまで読んで頂きましてありがとうございました。
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