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シンガポールで駐在員(エキスパット)として働いているGuppyと申します。
私は唯一の日本人としてここシンガポールでエキスパットとしてシンガポール支社の外国人の同僚、そしてアジア各国(日本をのぞく)の同僚と仕事をしております。
自信の経験から皆様にお役に立つ情報を発信できるよう努力してまいります!
詳細はプロフィールをご覧いただけますと幸甚です。
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日本と比べて仕事はどう変化するか
駐在員と聞くと国際舞台で華やかに活躍するキラキラしたイメージを持たれる方が多いかと思います。
確かに仕事の内容は日本にいるときよりも目立つ事が多いですし、何よりYoutubeやSNSで華やかで誰もが羨望する駐在員生活が紹介される事が多いのも事実です。
確かに海外で生活するという事は誰にでも出来る経験ではありませんし、素晴らしい経験だと思います。
一方であまり語られないのですが「駐在員のリアル」には駐在員しかわからない苦労があるのも事実です。
今回はそんな「駐在員のリアル」を紹介します。
これから駐在員を目指す方にとって時前にこれから遭遇する「リアル」を認識していただく事でこの記事がお役に立てば幸甚です。
では早速日本で働いている時との違いに関して紹介していきたいと思います。
責任
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第一の変化は仕事に対する「責任」です。
駐在員は一般的には管理職やチームリーダー、プロジェクトリードなど日本にいる時よりも責任が大きくなります。
はじめてのPeople Managementを駐在員として海外で行う、外国人の同僚を率いてプロジェクトをリードし納期内に決められたリソースで結果を出す、など責任範囲が大きくなる事が一般的です。
与えられた責任を全うするため、ハード/ソフト両面のスキルを磨いておく事が必要で、慣れない環境下でいきなりこれらのスキルを試されるのが駐在員としての海外勤務です。
労働時間
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労働時間は日本にいるときよりも長くなる
のが一般的です。
どこの国で駐在をするのかにもよりますが労働時間が長くなる事は少なくありません。
時差のある国での業務ですと夜の会議が入ってきます。
私の場合シンガポールからヨーロッパorアメリアにレポートする事が多くなったため週に3~4回は21:00~2:00の会議に参加しています。
その分朝や昼の時間で調整する(少し遅めに始業する)ようにはしていますがシンガポールでの会議もあるわけなので調整は容易にはいきません。
平日はプライベートな時間が減ってしまう事は覚悟しておいた方がよいでしょう。
達成感
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達成感には従事する業務によって個人差があります。
大きなプロジェクトをリードするなど主体的な業務に携わっている時に達成感は今までに経験したことがない程に感動的だと思います。
一方で私の場合アジア各国をシンガポールの拠点からサポートするような立場で仕事をしています。
各国の成功の陰には我々チームの努力があるのですが、周りからも、そして自身も達成感を感じれない場合があります。
海外駐在が決まった際に日本に駐在員で来ていた外国人の同僚からこう言われました。
”Different than your current role since it’s not your own business.”
「今あなたがしているのはあなたのビジネス、でもこれからはあなたのビジネスでないから違いがあるよ。」
こういう事なのだなぁと考える日々です。
勉強
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駐在員(エキスパット)になって変化した事は週末などプライベートな時間の使い方です。
一人机に向かって勉強する時間が増えました。
英語の勉強ではありません。
取引先の情報です。
私の場合仕事をしているのがアジア各国ですので、それぞれの国の(約18か国)の商習慣、法規、文化などを知っていないと仕事にならないのです。
特に規制・法規は各国それぞれ違っていて、さらに国によっては頻繁に変更されます。
業務上これらの知識を身に着ける必要があり勉強時間が増えました。
プレッシャー
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最大にして最強の変化は「プレッシャー」です。
前述したとおり駐在員として派遣されている時点で責任範囲が大きくなっている可能性が高いのです。
さらに駐在員として働くという事は
「本来現地で調達すべきところを外部(日本)から能力と専門性を持った人材を派遣して解決する」
という事です。
現地の従業員からのそれだけの期待をもってあなたは見られる事になります。
このプレッシャーは経験しないとわからないかもしれません。
絶対に失敗出来ない。というプレッシャーと闘いかつ結果を出す必要があります。
プレッシャーをコントロールするしなやかさ(レジリエント)を身に着けて備えましょう。
まとめ
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いかがでしたでしょうか。駐在員に対する見解に変化があったかもしれません。
苦労は正直多いと思います。
その反面で得られる事も大きなものです。
海外生活、キャリア構築、国際感覚、語学など
あなたは苦労の中で多くの財産を得る事が出来るでしょう。
私もいまだにこれらの苦労の中で頑張っている駐在ジャパニーズ・サラーリーマンです。
一緒に頑張っていきましょう!
ここまで読んで頂きましてありがとうございました。
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