この記事でわかる事
転職後に経験する可能性がある苦労を知っておくことで心の準備をすることができます。
また転職経験3回の筆者がどうやって乗り越えてきたのかを紹介します。
下記のような方に読んで頂きたい記事となっています。
・転職が決まりまさに転職先での仕事に就こうとしている
・転職活動で内定をもらい、実際に転職するのか最終的に悩んでいる
・転職を検討しているが良い内容だけではなく転職の苦労も知りたいと考えている
転職関連記事は下記にも投稿していますので興味があればご覧いただけると幸甚です。
転職後に直面しうる苦労
生え抜き組からのチャレンジ
転職先企業からすると社内で調達出来なかった人材を採用するというのが転職者採用です。
関連記事は下記をご覧ください。
ただしあなたが転職先で担当する職種に対して社内でその職種を狙っていた人というのは必ずいるのです。
中にはあなたと並行してその職種を検討されながら、最終的にあなたが勝利した事で内心面白くない生え抜き社員がいるかもしれない事は想定しておきましょう。
そうやってあなたとの競争に敗れた人が皆そうではなく、中には協力的な人もいるのは確かなのですが、中には堂々とチャレンジしてくる人もいます。
筆者の経験
私の経験を記載すると
業務の説明や引き継ぎをしてくれない。(してくれるとふりはするが重要な事は教えてくれない)
会議の場で私の専門性を試すような質問をしつこくしてくる
業務範囲がわからない事をいい事に過剰な業務がさも私の役割にように仕事をまわしてくる
などと言った経験をしました。
生え抜きの人からすると「こいつどれくらいできるか試してやろう」という事なのかもしれません。
もちろんこれは極少数の人で多くの人は親切に対応してくれますが、少しばかりのチャレンジは覚悟しておいた方が良いでしょう。
チャレンジへの対応
まずは冷静に大人の対応をしていきましょう。
あなたが転職してそのポストに見合うだけの知識や経験を持っている事を周りの人も納得し始めるとチャレンジは減ってきます。
それでもチャレンジされた経験はありますが、そういう人はかえって浮いてきます。
冷静に淡々とあなたの専門性を披露していく事が大事です。
また焦りも禁物です。
あなたが転職でそのポストを勝ち取ったのには理由があるはずです。
堂々と落ち着いてプロフェッショナルである事を証明しましょう。
生え抜きへの揺り戻し
上記は短期的な苦労でしたが次に中長期的な観点で直面する苦労に関して考えてみましょう。
あなたが転職先で成功したとしましょう。そしてそのプロジェクトも落ち着きをみせて安定期に入った時に気をつけないといけないのが「生え抜きへの揺り戻し」です。
企業が生え抜きを大切にするのには意味があります。
次々と要職に転職組を採用していればいずれ生え抜き組は忠誠心を失いリテンション(退職)リスクが高まってきます。
また最近ではシニアマネジメントの評価を社員の満足度で測る会社も増えており社長や経営陣は大多数を占める生え抜きの心理状況も考慮する必要があるのです。
使い捨てされるリスク
つまりあなたはプロジェクトを成功させたあと「使い捨て」されるリスクがあるのです。
ではどうすれば会社から専門性を吸い取られ使い捨てされるリスクを防ぐ事ができるでしょうか。
(対策1)専門性の幅を広げる
これはあなたの能力の幅を広げるという事です。
プロジェクトを通して一つでも多くの新しい専門性を身につける必要があります。
私はとある領域のマーケティングの専門性を買われ入社しましたがその仮定でマシンラーニングやアルゴリズムを用いた高度分析システムに関わり自らを変化させていきました。いわゆる「一発屋で終わらない」事が重要です。
(対策2)専門性を高める
上記は能力の幅を横に広げる作業でしたが誰にでも機会があるわけではありません。
もちろん機会は自ら取りに行かないと得られませんがそれでもそのチャンスがない場合には、縦方向にさらに深い専門性を身につける努力をしましょう。
もしもその会社で需要がなくなったとしても何らかの領域で日本でも数えるくらいの専門性を持っていれば他社からは欲しい人材となります。
私は縦方向の専門性を高める努力も続けました。その結果日本だけでなくアジア市場全般を管轄する責任あるポジションを獲得する事に成功しました。
まとめ
転職後に経験するかもしれない苦労を紹介しました。
短期的には生え抜きからのチャレンジがあるかもしれませんが、冷静かつ堂々と大人の対応で乗り切りましょう。
ここで努力をやめてはいけません。
努力をしない事はある意味後退を意味します。
中長期的なリスクである「使い捨て」を防ぐために、日々の業務の中であなたの専門性を高め、新たな専門性を身につけていきましょう。
少しでも皆様のお役にたてば幸甚です。
ここまで読んで頂きましてありがとうございました。
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