【働いている会社が他社から買収された】明日からどうなる? 合併経験複数回の筆者が紹介

統合 ビジネス全般(海外での働き方含む)

この記事でわかる事

「勤めている会社が突然買収された。」

「働いている会社が買収されるかもとの報道を目にした」

このような状況になると皆さま買収された後の自身の会社でのポジションやキャリアが気になると思います。

勤め先が買収された経験と買収した経験を持つ筆者が会社が統合時の状況を紹介します。

この記事を読んで頂く事で、今後の身の振り方の参考になる事をしています。

注意:あくまでも個人的な経験に基づく記載となります。ご了承ください

この記事の内容は下記Youtubeでも視聴頂く事が出来ます。よろしければご覧ください。

事例紹介

それでは事例を紹介していきます。

Q&A形式になっていますので気になるポイントだけ読んで頂くことも可能です。

筆者の背景

簡単に私の背景を紹介します。

私は外資系企業で働いています。外資系企業は日本の会社と違って企業買収が積極的に行われる傾向があり、外資系で勤めていらっしゃる方の多くが企業買収や統合下での勤務を経験された事があるのではないかと思います。

私の場合、

  • 買収した側の企業で勤めていた状況での企業合併経験:2回
  • 買収された側の企業で勤めていた状況での企業合併:2回

両方を経験しました。

現在の日本企業のおかれている環境を考えると、日本企業に勤めていても会社が吸収・買収されるといったケースが増えてくるかもしれません。

これからお話するのは「一人の社員(経営者側ではなく)として何が起こるのか」です。

それではよろしくお願いいたします。

会社が吸収・合併されるとクビ(解雇)になりますか?

おそらく読者の方が最も気になる質問だと思います。

あくまでも私の経験ですが、

合併という理由だけで非管理職社員がクビ(解雇)になる事はありません。

私自身の経験を下記に紹介します。

合併後の実際の様子(営業職時代)

入社直後は営業職についていました。

会社が統合された事で単純に営業社員は倍増します。そして営業担当者はほぼ非管理職です。

例えば営業職として10件の得意先を担当していたとします。

合併前はA社とB社それぞれの担当者が訪問していた10件の得意先、合併直後は合併後企業名の名刺をもって最初は同じ得意先に2人がそれぞれ訪問します。

そして一定期間の後に、5件の得意先をそれぞれ各1名が担当するようになります。

このタイミングでは人事が大きく動きます。ですので日頃勤務態度があまりよくない社員はこのタイミングで僻地に異動させられたりもします。

どうやって担当をわけるのですか?

担当先を決めるのは上司の役割です。

そして上司は「管理職」ですので、今お話ししている「非管理職」とは状況が少々異なります。

「管理職」に関しては話がまとまらなくなるので別記事で解説します。

さて、その上司は買収した側がそのポジションについている事が大半です。

この上司が営業社員の担当を決める際には、

優良得意先は元の部下である買収側の社員が担当になる事が多いです。

当然実力に大きな差があれば買収された企業にいたとしても、そのまま優良得意先を担当する事が可能ですが、あまり実力に差がない場合には買収側企業の営業担当者が優良得意先を担当する事が多いように見えます。

これが将来派閥抗争を生む可能性があり、経営側からするとマネジメントが大変な部分です。

私自身の経験した派閥抗争に関する動画もよければご覧ください。これは営業から本店勤務後の話となります。

担当先決定時における苦い経験(体験談)
買収した側の企業で優良得意先を担当する事になった事例
  • 引き継ぎをしっかりやってもらえない(あえて手を抜いて引き継ぎをする)
  • 優良得意先にいる社員でコネがある人を使って微妙にわかるかわからないかくらいの嫌がらせをする(アポイントをすっぽかされる、誤った情報が行きかうなど)
買収された側の企業で優良得意先を継続して担当した事例
  • 売り上げ目標を上げられそうになる
  • 業績をあげても陰口をたたかれる(あいつの成績がいいのは得意先が優良企業だからだ。など)
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まとめ

勤め先が買収・吸収によって統合された場合にどうなるのか?について経験談を紹介しました。

大事なポイントです。

経営者や管理職は全力で会社の統合における皆様の苦労が発生しないように尽力しています。

新しく統合された企業において両社が融合し新たな文化を構築する事は、その後の企業の成功に大きな影響を与えるからです。

それでも実際に現場ではいろいろな事が発生してしまうのも事実です。

今回の記事が少しでも皆様のお役にたてば嬉しいです。

ここまで読んで頂きましてありがとうございました。

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